2015年 01月 06日
最後の旅 ファン・ラモン・ヒメネス |
そして私は発つ
鳥はうたって残るだろう
わたしの庭は その緑の木
白い井戸と共に残るだろう
午後空はいつも青く 穏やかだ
そして鐘楼の鐘は鳴る
今 この午後 鳴っているように
わたしを愛してくれた人々は去る
街は年ごとに 新しく燃えたつ
花に飾られた庭の片隅に わたしの精神はさまよう
なつかしそうに
そして私は発つ
一人家もなく 緑の木もなく 白い井戸もなく
青く穏やかな空もなく
鳥は歌ってのこるだろう
鳥はうたって残るだろう
わたしの庭は その緑の木
白い井戸と共に残るだろう
午後空はいつも青く 穏やかだ
そして鐘楼の鐘は鳴る
今 この午後 鳴っているように
わたしを愛してくれた人々は去る
街は年ごとに 新しく燃えたつ
花に飾られた庭の片隅に わたしの精神はさまよう
なつかしそうに
そして私は発つ
一人家もなく 緑の木もなく 白い井戸もなく
青く穏やかな空もなく
鳥は歌ってのこるだろう
by hal_kuzuya
| 2015-01-06 12:35
| 詩の朗読