2012年 07月 23日
センチメンタルな朝の散歩 |

雨上がりの初夏の朝
久しぶりにカメラを持って散歩に出かけた

カメラを始めた頃 よく近所をこうして散歩した
旅に出ると 毎朝早起きをして朝の町を歩く
カメラを持つと 日常の世界も 少しセンチメンタルになる







写真を仕事にし始めてから、意識してそれを避けていた気がする
なぜって理由は 正確にはわからないけど
単純に気分の問題かもしれないけど
仕事としての自分に もっと集中したかったからかもしれない
写真を仕事にするということ
自分の感情を ただただ刻み込むような写真を撮ってきたけれど
そことは少し離れた、冷静なところから仕事をしたかったのかのかもしれない
それは、今でも悪いことだとは思わないし
仕事をする上で、持つべき冷静さと強さだとおもう
写真と私はとても危うい
だから必要な 距離感


4年目の夏
少しそこから 距離をかえる時が来たのかもしれない
もっと 自由に もっと 自然に
自分自身と写真と 感じるままに
息づかいのように
息を吸って 止めた瞬間のような そんな 空気感が好き
刹那的で 感情的で
一瞬の思いを そこに込めたような 写真
それは日常的で 特別なものではないのかもしれないけれど
そんなものの積み重ねが ひとつ またひとつと
そこに溜まっていくことが 大切なんだと思う





何かを残したいのだろうか?
何かを刻みたいのだろうか?
自分の生きた 証なのか、 たどった道の足跡なのか
感じた魂の 気配なのか
答えはまだでないけど
きょうは 写真をたくさん撮った
今ここに生きて 息をして 感じた 心の ままに

by hal_kuzuya
| 2012-07-23 09:58
| 日常 ひとりごと