2014年 01月 03日
伊勢、熊野の旅 |
あけましておめでとうございます。
一年の始めにふさわしく、伊勢神宮と熊野三山へお参りに行ってきました。
前日の深夜に東京を出て、車で6時間強
朝5時の開門を待ち、まず伊勢神宮の下宮へ
まだ闇の中にある境内を、ぽつぽつと人が訪れていました。
キン、と澄んだ冬の空気と闇との静寂の中
不思議なこの空間を一層引き立たせているようでした。
心が静かになる
そんな感覚が、意識する間もなく全身を包む
圧倒的な存在と静けさでした
ただただそこに今在る事に感謝する、そんな気持ちが自然とわいてきました
感謝の気持ちに一つ一つ、手を合わせていく事は、
自分の今と心と向き合う事の様で
安らかで、安心する時間です。
朝の眩しい太陽の光とともに
内宮へやってきました。
鳥居にあがる朝日を観ようとたくさんの人がいます
新年ということもありたくさんの初詣客がいましたが、
そんな人のざわめきも、太陽の力の下で、すべてが浄化されているようでした。
少しでも穏やかで美しい未来が、この地球にこの日本に有るようにと、
周りの大切な人が穏やかであるようにと
キラキラとした、太陽がすべてを許して浄化してくれたら、
そう願わずにいられません。
式年遷宮を迎えた新しいお社は、隅々までが美しく、
屋根のわら一本一本までが真っすぐと背筋を伸ばし、誇らしげでした。
長い長い歴史の中、ずっと守られてきたこの場所が
この場所を守るために守られてきた沢山の森が有ります。
人がいます。伝統が有ります。
その受け継がれてきた力が、私たちの今のこの国を守る力の源になればとそう願います。
そして、なんとかそのための働きが私にも出来たら、それはとても嬉しいことですし
今はそうしなければならないと思っています。
夢を持って自分勝手に生きている分、その恩返しをしなければなりませんね。
それに私は、単純にここが好きなんだとも思います。
圧倒的に美しい、木のぬくもり、艶やかさ、
太陽の真っすぐさ、
すべてを包み込む静けさに満ちた
圧倒的な長い時間の存在を私たちに示してくれる、伊勢神宮はそんな場所でした。
猿楽神社と夫婦岩をお参りして
伊勢を離れ、熊野に向かいました。
山道をくねくねと上り下り、いつの間にかかかっていたうす雲も
山を越え熊野に入ったとたんに太陽の光と青空につつまれました。
熊野はエネルギッシュ、というのが最初の印象。
夜は川沿いの温泉宿に泊まりました。
河原にあるお風呂で、本当に何の囲いもない中、
それと森と川と、、、
なんて開放的なんでしょう。
いつまでも、入っていられる、そんな温泉で疲れを癒しました。
翌朝、混む前にとちょっとだけ早起きをして熊野本宮大社から参拝しました。
堂々とした鳥居と長い階段、それを囲む杉の木々
力強くて美しい、そんな印象の場所でした。とにかくパワフル
男っぽい?そんな印象の建物と境内。
4つのお社にそれぞれに挨拶をし、足を止め、心を落ち着かせる
鈴を鳴らし、きちんと2礼 拍手を2回 心を落ち着かせ、さいごに一礼
一つ一つ丁寧に。そんな作業は、本当にありがたいことだなと思います。
きちんと、そんな風に日々も生きていかねばなりませんね。
力強い熊野の大地に背中を押され
輝く未来に近づくエネルギーの源が自分の中にあるようにと、世の中にも有るようにと、
そんな力強い気持ちになりました。
続いては熊野速玉大社へお参りにいきました。
紅色の柱に、白い壁、
何とも美しくかわいらし場所なんでしょう
安心するし、守られてるようです
同じ熊野の大社さんでも、それぞれにおもむきが違い、きっと役割も違うのでしょう
男女のように
そんなことを思いました。
さいごに、熊野那智大社
長い長い階段をあがり、険しいその大社さん
最後に那智の滝を訪れたときにはもう夕暮れでした。
今回の短い旅はここまで。
なぜか、ほとんど写真を撮らなかったです。
写真を撮らずに、他のことに思いを巡られた
そんな二日間、時にそんな日もいいです
ただ、最後に願い札を書いて木の幹をくぐるというお参りをしたのだけど、、、
(大きな立派な木でした!!)
隣の友人が恋人とのラブラブなお願いをしている中、
私はやっぱり願いが何かと言われると、、、
仕事と写真のますますの充実でした。。。
まあ、仕方ない、これが私です。。。
ことしも、沢山の思いとともに
誠実に
真っすぐにキラキラと
たのしく
笑って
感謝して
生きていこうと思います
本年もよろしくお願い申し上げます。
2014 迎春
Photographer
HALKUZUYA
http://www.halkuzuya.com/
by hal_kuzuya
| 2014-01-03 16:05
| 旅